いかすみのひとり言

興味ある事、気になる事の防忘録 450×253

金辺トンネル

以前に高蔵堡塁跡を調べている時に金辺峠について書かれているサイトを見て
一度見たいと思っていたトンネル探し
バイパス322号線を新金辺トンネル手前の交差点を旧道側へ左折(旧322からだと直進)しバス停を左折
または緊急避難帯のゲートが開いていたらそこに車を止めて、裏側に階段で降りると踏切が

舗装された道路を歩く(車も可)とこのトンネルの裏側(香春方面)に行けます

同位置から香春方面を見ると
手前は道路と用水路(山水の排水路かも)を兼ねた水路橋、その奥が目的の金辺トンネル

水路橋の上から

呼野側と香春側

金辺トンネルは、1915年(大正4年)4月1日、私鉄小倉鉄道により開通される
北九州市内で最も古い鉄道トンネルだそうです
工事開始が1897年(明治30年)と開通までに資金難による工事の凍結など困難があり
当初は金辺鉄道が工事を始めるも会社は解散、小倉鉄道が引継ぎ完成
その為に設計の変更があり呼野側と採銅所側で抗門が異なるそうです
複線化も可能な設計だそうですが今後もその予定は無いでしょうね。
水路橋は赤煉瓦を使用していますがトンネルは石積みですが煉瓦ではありません
長年に渡る風雨や山水による影響で変色したようですが
水路橋とのマッチングがいい雰囲気をだしてますね。
金辺峠には、このトンネルが四ヶ所あります
鉄道トンネルと国道322号線の新金辺トンネル(現在下り専用)、第二金辺トンネル(上り専用)で三ヶ所
あと一つトンネル(それに対しての『新』)があるのですが
下調べも無く時間も無かったので、採銅所側抗門同様また確認に行きたいです。