鹿児島本線で先の無い
まるで口を開けたような
白いソニックを見かける事が
ありませんが?
あの電車は何だろう?
なんで鼻先が無いのか
この列車には乗れないの?
車両のカバーが無いのには理由があります
白いソニック885系電車の
あのカバーの下には連結器があります
通常の特急ソニックや特急かもめとして走っている時には
使う必要がないのでデザイン的や空力面からカバーに覆われています
では何故カバーを外して走る時があるのか
列車には安全に運行する為に
法令で定められた点検を定期的に行う必要があります
点検には専門的な技能をもった技術者と設備が必要ですから
それらを備えた車両工場でなければできません
JR九州だと福岡県北九州市小倉北区にある
小倉総合車両センターで実施しています
この点検に向かう時にはカバーを外して走ります
組織改編される前はJR九州小倉工場という名称だった為
今でもKK入場やKK回送と言われています
電車はこくら総合車両センターの直前までは自走しますが
パンタグラフを降ろしスイッチャーと呼ばれる
小倉工場構内で車両の引き回しに使われる車両によって
工場内へ入場します
その連結作業為に予め連結器のカバーを外しているのです。
KK入場・885系SM10編成(動画リンク)
2021年2月5日